上咽頭癌日記【ep5:帰郷】
前回の続きです。
告知を受けて、妹と婆さんをホテルまで送り、
僕はまた会社にもどった。
結果を聞く前から癌だと言われていて、上司にも報告していたので
結果を上司に報告したらやっぱりかという感じだった。
すぐに会社に報告があがり、会社からも治療は地元で受けるようにと言われ、
地元の兵庫県に帰ることとなった。
5月のGWに帰るつもりだったが、休みの初日の前日にまさかのトラブル・・・
取引先にいって作業することに・・・
だもんでGWは実家に帰るのをあきらめ、ふてくされながらGWを博多ですごしていた(笑)
しかし、こんな形で実家に帰るとは・・・
結果を聞いて2,3日後には一旦地元の兵庫県へ帰った。
それからがんセンターから紹介してもらった大学病院へ行き
またいろいろ質問されたり、鼻の奥のガンの細胞を同じように採取された。
CTやPET検査はすでに大学病院では予約でいっぱいですぐに受けられないとのことで
他の病院に紹介されて翌週にCT、翌々週PET検査を受けた。
このPET検査を受けるときに薬剤を注入するために事前に針を刺しておくのですが、
薬剤注入前に食塩水を注入する際、管に自分の血が流れていくのを見てしまい、
体がゾクゾクしてきてなんだかおかしくなり、先生に
「体がなんかおかしいです・・・」
というと先生は
「え、ただの食塩水でまだ薬はいれてないですよ!?」
そう言われても、体はさらにゾクゾクしてきて汗が出てきて頭クラクラしてきて・・・
先生も慌ててベッドのあるところに連れて行ってくれて少し休憩させてもらいました(笑)
これ以降、
私は採血するときに自分の血が抜かれるのを見たことはありません←見れないだけ
検査を受けてからまた大学病院までいく日までに結構日にちがあった。
耳の異変があること以外は正直めちゃくちゃ元気である!
実家でゲームしたり映画を見たりのんびり過ごしていると
また体重は増えていた。
それから、入院がおそらく長くなるだろうということで
博多の自宅を一旦解約することになり、
博多にもどって引越し作業をしてきた。
そしてまた地元にもどってきて、診察日がくるまで
不安もありましたが、なんとかなるやろ!と開きなおって
のんびりと過ごしました。
続く