24歳で上咽頭癌になっちゃいました。(現在31歳)

24歳で癌になってしまったが、今31歳元気に生きています!

上咽頭癌日記【ep5:帰郷】

前回の続きです。

 

rikuzow.hatenablog.com

 

 

告知を受けて、妹と婆さんをホテルまで送り、


僕はまた会社にもどった。


結果を聞く前から癌だと言われていて、上司にも報告していたので


結果を上司に報告したらやっぱりかという感じだった。


すぐに会社に報告があがり、会社からも治療は地元で受けるようにと言われ、


地元の兵庫県に帰ることとなった。


5月のGWに帰るつもりだったが、休みの初日の前日にまさかのトラブル・・・


取引先にいって作業することに・・・


だもんでGWは実家に帰るのをあきらめ、ふてくされながらGWを博多ですごしていた(笑)

 

しかし、こんな形で実家に帰るとは・・・

 

 

結果を聞いて2,3日後には一旦地元の兵庫県へ帰った。

 

それからがんセンターから紹介してもらった大学病院へ行き


またいろいろ質問されたり、鼻の奥のガンの細胞を同じように採取された。


CTやPET検査はすでに大学病院では予約でいっぱいですぐに受けられないとのことで


他の病院に紹介されて翌週にCT、翌々週PET検査を受けた。

 

がんのPET検査がわかる本

がんのPET検査がわかる本

 

 

このPET検査を受けるときに薬剤を注入するために事前に針を刺しておくのですが、

 

薬剤注入前に食塩水を注入する際、管に自分の血が流れていくのを見てしまい、

 

体がゾクゾクしてきてなんだかおかしくなり、先生に

 

「体がなんかおかしいです・・・」

 

というと先生は

 

「え、ただの食塩水でまだ薬はいれてないですよ!?」

 

そう言われても、体はさらにゾクゾクしてきて汗が出てきて頭クラクラしてきて・・・

 

先生も慌ててベッドのあるところに連れて行ってくれて少し休憩させてもらいました(笑)

 

 

これ以降、

私は採血するときに自分の血が抜かれるのを見たことはありません←見れないだけ

 


検査を受けてからまた大学病院までいく日までに結構日にちがあった。

 

耳の異変があること以外は正直めちゃくちゃ元気である


実家でゲームしたり映画を見たりのんびり過ごしていると


また体重は増えていた。

 


それから、入院がおそらく長くなるだろうということで


博多の自宅を一旦解約することになり、


博多にもどって引越し作業をしてきた。


そしてまた地元にもどってきて、診察日がくるまで


不安もありましたが、なんとかなるやろ!と開きなおって


のんびりと過ごしました。

 

 

 

続く

上咽頭癌日記【ep4:告知】

 

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 ↑前回の続きです
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九州の博多へ転勤してきて、生活にも慣れてきた。

 

とりあえず友達もいないし、営業所だから人も少ないので

 

ひとり遊べる楽しみを探していた。

 

埼玉時代には考えられなかったけど、

 

仕事終わりにスポーツジムやサウナいって体動かすのが趣味みたいになり

 

ほぼ毎日のように行っていた。

 

いたって健康体

 

仕事は相変わらずな感じだったけど、この趣味のおかげで

 

うまくストレス発散ができていたんだと思う。

 

 

そして

 


2011年5月末・・・

 


序章でかいているので↓のブログを見てもらいたい

 

rikuzow.hatenablog.com

 


僕は会社で仕事もせずにずっと病気のことを調べていた。


珍しい病気らしくあまり情報はたくさんはなかったが


調べれば調べるほど自分の症状がその病気にあてはまる・・・


もう頭の中はぐちゃぐちゃです。。。


その日たしか所長とご飯を食べにいったような気がするけど


心ここにあらず状態だったとおもう・・・

 

 

次の日

 


通っていた耳鼻科の病院に紹介された九州がんセンターへ。

 

紹介状をもっていって、自分の名前が呼ばれるのを待った。

(この時もいろんなことを考えていたと思うが、もう忘れてしまったな・・・)


「リクゾウさん中へどうぞ」

 

僕は入っていく。

 

病院の先生は紹介状を確認して、

 

さっそく内視鏡で鼻の中を確認した。


そして、鼻の奥にある出来物の細胞を採取するために


器具を鼻の奥の方へぐいぐいといれていく・・・

 


「ちょと痛いかもしれないけど、我慢してね」

 

と、次の瞬間・・・・

 

 

 

ブチブチ・・・・!!!

 


体の中から聞こえる音が脳内に響きわたる・・・

 

そして痛い・・・!!

 


細胞を引きちぎられて採取はなんとか終わった。

 


そしてまた診察席にもどり先生が

 

「まだ検査結果でてないから、100%じゃないけど、
内視鏡で見た感じと症状から”咽頭”っていう癌ですね」

 


・・・・・・・・・

 

 

癌?

 


おれが?

 


24歳なのに?

 


あれ?

 


こういうときって、

 

「今日はご家族の方とご一緒ですか?」

 

とかって言われて、


まずは家族とかに先に告知するもんだと思ってた

 


けど、もういきなり本人に

 


告知キターーー

 

がんを告知されたら読む本―専門医が、がん患者にこれだけは言っておきたい“がん

がんを告知されたら読む本―専門医が、がん患者にこれだけは言っておきたい“がん"の話

 

 

 


でも、前日にある程度その可能性はあるなとは思っていたので、

 


意外と冷静だった。

 


細胞の検査結果はまた後日ということで、

 

その時はできればご家族の方と来てくださいと言われた。


病院を出てすぐ、まず妹に電話をした。


たまたま仕事が休みみたいだったので、連絡がつき、


かなり久しぶりの電話でいきなりこんな話とは思ったが


今までの流れを話した。


すごく冷静に。


妹から家族に伝えといてと言っておいた。

 

きっと家族の方が頭真っ白状態になっただろうな。

 


会社にもどり所長に報告。

 

その日から検査結果を聞きにいくまでは会社には来てたけど


営業にはでず、ずっと内勤していた。

 

内勤といっても、たぶん仕事できなくなるだろうから、

 

引き継ぎの準備というか、データ整理などをしていたと思う。

 

 

そして数日後

 


実家兵庫県から、妹と祖母に来てもらい

 

がんセンターへ一緒に行き

 

一緒にがん告知を受けました。(24歳の6月)

 

 

 

 

続く

上咽頭癌日記【ep3:転勤】

これは2011年1月からの話である。(前回の続きです↓)

 

rikuzow.hatenablog.com

 


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いきなりの異動の話で僕は心ここにあらずの状態であった。

 

とりあえず、事務所を出て駐車場へ行き、車に乗り出発する。
(たしか、この日は大きな予定やアポはなかったとおもう)

 

とりあえず走り出したが、気持ちが不安定というかなんというか・・・

すぐに親しい営業のO係長に電話!!


「O係長今お電話よろしいですか?」

 

係「どうしたー?」

 

「はぁ・・・・ 聞いてください」

 

係「んー?」

 

「さっき事務所で部長から九州異動の話があったんですけど・・・」

 

係「まじで!?」

 

「はい・・・」

 


僕は上司にグチグチ愚痴をこぼしました・・・・w


入社した当初はすぐに辞めようと思っていたけど、

最低でも1年間は続けよう・・・

と頑張り、もうすぐまる2年になろうとした矢先に異動の話。

 

仕事は嫌だし、朝は早く夜は遅い・・・

平日にプライベートな時間なんてない。

正直仕事を続けられているのは、仲のいい先輩方がいるからである。


異動の話を断ることもできるのかもしれないが、

サラリーマンが会社の指示?を断る=会社にはいずらいから辞めざるおえない

と僕は思っていた。

 

でも、行きたくない・・・

 

どちらかというと辞めたいがかなり勝っている・・・w

 

とりあえず数日間異動の話がずっと頭から離れず、仕事もなかなか力が入らなかった。

 

仕事終わりもO係長と先輩方と毎晩のように飲みに行っていた。
(もちろん愚痴をこぼしに・・・w)

 

彼女にも電話で異動の話をした。

異動する=離れ離れになるから彼女は泣いてしまった。

 

彼女も大事だったけど、まずは自分のことだったので、泣かれても困っちゃう・・・


とにかく悩みに悩んでいた・・・・

 

そして数日後の朝

 

部長「時間あるか?」

 

僕「あ、はい・・・」

 

また部長を二人で個室へ・・・


部「九州へ行く決断はしてくれたか?」

 

僕「いや、その・・・まだ・・・」

 

部「え?まじかぁ・・・」


ここでまた部長から社会人とは・・・

というような話があったが僕の表情をみて説得しきれないと判断したのか、

 

部「ちょとまっといて、支店長よんでくるから」

 

僕「え!!!ちょ・・・・・」


そして支店長登場・・・

 

支「話はどこまでいってるんかな?」

 

部「ちょとまだ九州への気持ちが固まらないようで・・・」


支店長からも社会人とは・・・というような話と
会社の状況等の話があり、

 

支「どうや?行ってくれるか?」

 

僕「・・・・」

 

支「まぁ、今すぐとは言わへんから・・・でも、早い方がええからなぁ
  君の決断によっては人事をまた1から考えなあかんくらいやから・・・
  そうやなぁ・・・ 

  できたら今日営業から帰ってきたら最終の答え聞かせてくれるか?」

 

僕「あ、はい・・・」


いきなり支店長登場するわで本当にド緊張だし

答えを今日中って・・・


事務所を出てとにかく無心で車で走らせ、フラフラしていた。


仕事なんてしてる余裕がなかった・・・w


先輩や仲のいい上司に電話して相談にのってもらったりした。


とにかく悩みに悩んだ。


昼過ぎまでは絶対に辞める!と決めていたが・・・

夕方になるにつれどんどん悩んできた・・・

行くか、やめるか・・・

 

事務所に戻る前にO係長に電話して、今の気持ちを聞いてもらったが

 

「そこまで悩んでるんだったらとりあえず行ってみたら?
 行ってから本当に嫌だったら辞めればいいんじゃない?」

 

この一言でそうだなぁー

と九州へ行くことを決めた。


事務所に戻ると部長と支店長がすでにいる。

先輩方も数名戻ってきていた。


自分の席につくと、部長から目でOKか?という合図きて


僕は頷いた。


部長はかなりうれしそうだった・・・w


そして部長が支店長に報告している。


また部長から個室へという合図があったので個室へいくと

部長と支店長が一緒にきて、

 

支店長が

 

よぉ決断した!

 

と、僕と握手

そのあと少し話をしたあと週末だったこともあり、すぐに仕事を切り上げて

いつもの如く居酒屋へ。

そこで先輩と上司に九州へ行くことを報告しました。

 


次の日から一気に担当の引継ぎが始まり、

あっという間に九州への転勤日が近づいた。

 

彼女とは別れようと思ったけど、

彼女に泣かれてしまい別れれずじまいで九州に行くことになった。


関東支店はたしか15名くらいいたとおもうが、

九州は営業所で僕含め4人・・・

少な・・・

 

でも一人は5月で辞める。

辞めるから僕が代わりに来たのである・・・

 

辞められる方が一番歳も近かったし、

引継ぎでほぼ毎日一緒だからすぐに仲良くなれました

上司もみんな若いので大きな壁はなくすぐに

うちとけることができたと自分では思っています。


関東と九州で場所は違えど、仕事は営業で一緒なので、

地理とか覚えるのは時間が解決してくれるし、意外とすんなりといけた。

 

しかし担当は福岡、熊本、大分、宮崎という・・・

なんとも広範囲!!w

 

1日の移動距離もすごい!!

 

でも九州はとにかく食べ物がうまい!

 

なんでもうまい!w


嫌々九州には来たが、意外と来てよかったかも?と思い始めていたのである。

 

 

続く

 

上咽頭癌日記【ep2:病院】

これは「上咽頭癌日記【ep1】」の続き2010年秋からの話です。

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異変が起こってから約半年近くたってから、

土曜日もあいてる近所の耳鼻科に行くことにした。


子供の頃はよく病院に行ってたみたいだが、


今まで健康だけがとりえというか、

病院とかほとんどお世話になったことがないから
耳鼻科に行くのももちろん人生で初である。
(たぶんw)

 

時期的なもの土曜日ということも関係しているのだろうか、

ものすごく人が多い・・・・    

とくに子供連れのお母さん・・・・

病院はそんなに大きくないのだが、とにかく人だらけだった。

 


何時間待ちだろうか・・・・   

帰ろうかなと思った(笑)

でも、土曜日くらいしか行けないから待つことにした。

 


どれくらい待っただろうか、

結構まってから自分の名前が呼ばれ診察が始まった。

 

医「今日はどうされました?」

 

僕「以前から耳がおかしくて、

なんだか水がたまった感じで先日に血の混じった痰のような物を吐き出しました」


ま、こんな感じで状態を伝えると医者は耳を覗き


医「水が溜まってるね。 聞こえないでしょ?」

 

僕「はい。ほとんど 水の中にいる感じです」

 


その後は耳の気圧の検査?みたいなものをしたあとに、


「風通し」

という鼻から細い棒の様な物をつっこんでいき、
耳に風を通す治療をしてらった。

 

この初めての治療は衝撃であった。


鼓膜の内側に溜まっている水が掻き回される!

体の内側から間近で掃除機をフルでかけているような騒音がする!!

 

ゴロゴロッ!!!ブイーン!!!ブオーン!!プシャーー

 

初めてだったのでなかなか苦痛であった。


そして、空気が少し入ったのかまた耳の内側では

水がころころ動くのがわかるようになった。

だがしかし、聞こえに関してはほぼ変わらない。

 

医「鼓膜切開して水を抜けばすぐ治るだろうけど、どうする?」

 

僕「え・・・ 切開はちょっと・・・」

 

医「切開はいつでもできるからね。ちょっとまこの治療方法を繰り返してみましょう」

 


こんな感じで初診は終わり、効果があるのかないのかよくわからないが、


薬を処方してもらい、また来週行くことにした。


(初めての体験だったからなのか風通しをしたせいで病院をでたあとはずっと頭がくらくらしていました・・・)

 

 

そして1週間後・・・・

 


また前回同様かなり待ってから診察が始まる。


医「あれからどうですか?」

 

僕「とくに変化なしですね・・・」

 

医「じゃぁもう一度風通ししてみましょうか」

 

僕「あ、はい・・」


医者は滲出性中耳炎ということで治療をしてくれている

ここからは前回同様で、治療が終わりまた来週くることにした。

(この時すでに癌はあったはずだが、内視鏡などの検査はしていないため発見されず・・・)


こんな感じで病院に通うことになったが、はっきりいって全然変化がない。

変化がないし病院自体嫌いなので、

1週間あいたり、2週間あくこともあった。

 

こんなことを繰り返してる内に2010年もあっという間に終わり、

2011年新しい年が始まった。

 


2011年1月

 


新しい年も始まり、

秋ぐらいか新しく担当していたところもようやく名前を覚えてもらいだした矢先のある日の朝・・・


いつものようにメールチェックと営業にでる準備をしていたら部長から


部「ちょっと時間あるか?」


僕「あ、はい・・・」

 


時間あるか? なんか言葉のトーンもなんか違和感を感じる・・・


部長と僕は個室へ行く。

 

部長「最近どうや 営業も順調か?」

 

僕「はい ようやく新しい担当先の営業さんたちにも名前おぼえてもらいこれからですね!」

 

部長「そうか。お前は入社して何年目やったか?」

 

僕「今2年目でもうすぐでまる2年になります」

 

部長「あれ、まだ2年目? もっと昔からおるような感覚やったわ・・・」

 

僕「あ、そうですか・・・w」

 

部長「まー単刀直入に言うぞ」

 

僕「はい?」

 


ん?? なんか嫌な予感・・・・

 


部長「九州に異動の話があがっとるんや」

 

僕「え・・・・」

 

ようやくこの関東の土地にも慣れ、仕事も慣れてきて、

年の近い先輩方にかわいがってもらい、

仕事は嫌だけどなかなか楽しくしていたし

私生活では彼女もできて少し充実してきた矢先に・・・・

 

 

まじかよ・・・・・・

 


部長からは会社の人事の話をされて僕は心ここにあらず状態ではあったが、

話を聞き、今すぐ答えは出さなくてもいいが考えといてくれという話であった。

 

部長との話も終わり、

 

僕はテンション超下がった状態で

 

「いってきます・・・」

 

といって、事務所をあとにしたのである。

 

 

続く

上咽頭癌日記【ep1:異変】

 

医者がマンガで教える 日本一まっとうながん検診の受け方、使い方

医者がマンガで教える 日本一まっとうながん検診の受け方、使い方

 

 

2009年の春


就職活動中は営業をやりたいなんてこれっぽっちも思ってなかったのに、

若いうちに営業をしとくのも悪くないかなと思い安易な考えで就職した。

 


僕の地元は兵庫県だけど、本社は大阪の中小メーカーの会社

入社してすぐ関東配属になり埼玉で初めて一人暮らし。

希望と不安の中一人上京したが・・・・・

 

 

慣れない土地と営業という仕事に日々疲れきってストレスもどんどんたまり爆発しそうだった。

朝は早く、夜は遅い。もちろんサービス残業というかそんな概念すらない(笑)

 


何度も辞めようと思ったが1年は頑張ろうと決め平日は割り切って

 

「仕事へいく > 家へ帰ったら寝る」

 

こんな生活を続け約1年がたった。

 

仕事にも少し慣れて新しく担当が増えることになった。

上司が担当してた新潟エリアを担当することになり、

引き継ぎのため車で上司と同行で新潟へ。

 

その時・・・

 

ぴきぴき・・・

 


耳に異変を感じた。


よく高い山とか登ると変になる感じに似ていたのでそのうち治るだろうと思っていた。


しかし、数日たっても数ヶ月たっても耳の異変は治らない


治らないどころか悪化していってる

 


最初はピキピキなっていただけだったが、

そのうちコロコロと鼓膜の内側で水が動く感じがする。

そう、水泳などしたときに水が耳にはいった感じに似ている。

しかし、鼓膜の内側なので水はでてこない。。


こんな異変にもかかわらず、耳鼻科などの病院にいかずに約5ヶ月くらいたった。


このころには耳の内側には完全に水がたまり、右耳はほとんど聞こえず、

自分の声が売り側から跳ね返って聞こえすごい変な感じだった。

そして、耳だけでなく鼻も詰まるようになってきた。


しかし、詰まるといっても鼻水がたまってるわけではない。。。


なにかこう鼻の穴が何かでふさがれているというかそんな感じ


こんな状況になってもまだ病院にも行っていなかった。
(今思えばもっと早くにいくべきであった)

 


そしてある日


朝起きて相変わらず鼻の奥の方が詰まっている感じは続いているが

吸ってみると、痰みたいな感じで口からでそうだったので吐き出してみた

 


うわっ!!!!なんじゃこりゃーーーーーーーーっ!!!

 

 

黄色い物と血が混じった塊が飛び出してきたではないか・・・・

 

こんなの見たことない・・・

 

出たら出たですこしスッキリはするのだが鼻の奥の詰まった感じは

全然変わらない。


さすがに不安になり、この時ようやく病院へ行くことを決意したのであった。

 

 

続く

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上咽頭癌とは?

◆上咽頭癌とは

咽頭癌(じょういんとうがん)とは鼻の奥、咽頭の上部にできた”がん”を上咽頭癌といいます。

 

東アジアに多いようで結構珍しい癌らしいです。

EBウイルスとやらが、がんの発生に関係しているのではないかと言われているみたいですが、定かではないようです。

(実際、僕も東アジアに旅行にいったりしたか?

とか地元が九州ですか?とか主治医に聞かれたのを覚えています。)

 

 

◆上咽頭癌の治療

咽頭癌は鼻の奥の部分になるため、脳に近く、また顔面の深いところにあるため、

手術は難しい場所にのため、治療としては抗がん剤放射線治療が優先されます

(僕は抗がん剤放射線治療の併用で約三カ月ほど入院治療しました)

 

 

◆上咽頭癌の主な症状は

頸部腫瘤と耳に症状がでることが多いようです。
(僕自身も滲出性中耳炎になっていました)

 

他にも鼻から出血したりと鼻にもなにかしらの症状があったりします。

(僕も鼻の詰まった感じや出血、黄色い血の混じった痰がよく出ていました・・・)

 

咽頭癌はリンパ節転移を起こしやすい腫瘍で、とくに首の腫れの症状があるようです

(僕も診察時にはよく首や鎖骨あたりのリンパ節を何度も触診されました)

 

 

 

ざっくり僕が調べた感じの事を簡単に書いてみましたが、

ネット検索すればもっといろいろ詳しく書かれたサイトいっぱいでてくると思うので参考までに・・・

 

ちなみに癌と診断された当時(2011年)は上咽頭癌の事を調べまくりましたが、

その当時は上咽頭癌になった人のブログとかほっとんどありませんでした。

 

見落とされた癌

見落とされた癌

 

 

 

上咽頭癌日記【序章】

*約7年前の出来事です*

 

 

 

あれは2011年の5月末だった・・・

九州は福岡県、とれも暑い日々が続いていた

 

M上司「あと売り上げどれくらいいきそうや!?」

 

僕「あと〇〇万くらいはいけると思います!💦」

 

数時間後・・・

 

僕「あと〇〇万発注あがってきます!」

T上司「まじかぁ、ほんまありがとう!」

 

こんな感じで5月の末、売上予算達成のため、

営業の僕は取引先に電話をかけまくっていた・・・

 

そしてなんとかギリギリ最終日に予算達成が確実となり、

最終日は少し仕事を早めに終えた。

 


その日、前から滲出性中耳炎で全然聞こえなくなっていた右耳の治療のために、

普段は土曜日にしかいけなかったが、仕事終わりに耳鼻科行ってみた。

 

医者「まだ治らんかぁ・・・ もう一回切開してみる?」

 

僕「お願いします・・」

 

この時点で僕はすでに2回鼓膜切開を経験済み。

切開すると溜まってる水が抜け、耳が聞こえるようになる。


が、しかし、

数日たつとまたもとにもどってしまうのだ・・・・

 

医者もなかなか治らないとのがおかしいと思い、
切開する前に一度内視鏡で鼻から内部を検査することになった。


初めてだったので、怖かったがそんなに痛くもなく内視鏡が鼻から入っていく・・・


と、すぐに医者が・・・

 

うわ!原因はこれったい! 若いのに・・・・

 


え?

 

 

若いのに??

 

 

どゆこと????

 

 


僕の頭は???でいっぱいになりました。

 


すると医者は内視鏡で撮った写真を見せてくれた。


なんか白いデカイできものがある。(これはいったい・・・・)


医者「ちょと大きい病院紹介するからいついける?」

 

僕「えーっと、仕事があるので平日は・・・」

 

医者「仕事なんかしとる場合じゃないったい!!

   すぐいかなあかん!!明日いけるか?」

 

僕「あ、はい。わかりました」


医者は助手に冊子をとるよう支持をし冊子が運ばれ紹介状を書いてくれている。

 

助手「明日は〇〇先生の診察日じゃないから無理では?」

 

医者「いや〇〇先生はとは知り合いだから個人的にあとで電話しとくからいいんだ!」

(若干切れ気味)

 

助手「あ、そうですか・・・」


こんなやりとりがされていた。

 

で、紹介された病院が

 


九州がんセンター

 

 

がんを告知されたら読む本―専門医が、がん患者にこれだけは言っておきたい“がん

がんを告知されたら読む本―専門医が、がん患者にこれだけは言っておきたい“がん"の話

 

 


がんセンター?

 


え? おれガン??

 


まさか、おれ24歳やで? 

 

 

酒は飲むけどタバコも吸わんし、

 

 

まさかwwww

 


まさかな・・・

 


・・・・・

 


病院をあとにした僕はすぐさまT上司にすぐ電話で報告した。

 

そして翌日の仕事を休み九州がんセンターへ行くことになったのである・・・

 

◆エピソード1◆↓

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